今さら聞けない!? ディレクトリ損傷とは何か
ディレクトリはお使いのディスク内のファイルとその名前や位置の情報が収録される場所を表す技術用語です。(Mac OS のベースであるUNIX システムで「フォルダ」を表す用語に由来します。)その損傷はディレクトリが正しく更新されなかったり、更新そのものが行われなかった時に発生します。
Macはアクセスを高速化するためにメモリ内に更新済みのディレクトリをキャッシュしていますが、これがMac のクラッシュやパワーダウンで、ディスクに書き込まれずに終わり、ディレクトリ損傷が発生することもあります。ディレクトリの損傷の存在は非常にマイナーなこととして見逃してしまうおそれがあります。しかし、ファイルへのアクセスができなくなるかもしれない重大事でもあるのです!
ディレクトリ内の情報の正確度を維持するには、その更新やメンテナンスのすべての操作を不意の中断なく実行できるかのMac OS の能力にも依存します。また、多くのケースでMac OS コンピュータの動作を高速化するために、重要な情報をすぐにディスクに保存するのではなく一時的にメモリにキャッシュしています。
一般的な予期しない中断のタイプは、カーネルパニックやクラッシュ、電力損失(画面のちらつき)、適切な「システム終了」の手順を経ないMacの電源停止、「リセット」ボタンの使用などです。中断時間に応じて、ディレクトリが正しく更新されていない、またはいくつかの情報がディスクに保存されていない可能性が生じます。これがディレクトリの損傷や情報の損失につながります。
不完全なプログラムが誤ってディスク上のディレクトリ用の領域に別個のデータを書き込むケースも、ディレクトリが損傷するパターンの一つに挙げられます。これが発生した場合は、ディレクトリデータが上書きされており、永久に失われる可能性があります。
また、OS X のカーネル拡張と呼ばれるシステム拡張機能も誤ってシステムデータを破損することがあります。破損データを含むディレクトリをディスクに保存するときにもディレクトリの損傷が発生します。
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